スタンドアップ・パドルボード、SUP って手軽で楽しいスポーツ。
最初に挑戦したのは、サンフランシスコ湾でした。アシカがたっくさん寝そべる桟橋やヨットの踏み台のそばを、彼らになんとか近づこうと、しら〜っと静かによそ見しながら静かーにパドルを使って。でもやっぱりある程度の接近で、ボチャンぼちゃんと水に飛び込むアシカたち。
サンフランシスコ、波がなくってサーフィンができずSUPに切り替えたノーフォーク州、そしてこれがSUPの3回目。ロンドンのリージェンツ運河です。
初心者は、初めて漕ぎ出す時、こうやって膝をついたままで進みます。船酔いする人はこれがキモ。私はとても船酔いするタイプなので、いきなり立って漕ぎ始めると気持ち悪くなったものでした。
ところが、海のSUPとは違って、全く酔わず。波のない、穏やかな水面のおかげかな?
リージェンツ運河は、運河そばの一等地の邸宅や公用邸を、裏から眺めるのも覗き見気分で楽しいし、動物園もあるし、グラフィティがいっぱい描かれたトンネルも通るし、見どころがたくさん。
水の上からのロンドンは、知らなかった角度から新鮮な横顔を見せてくれます。
イギリスは運河でつながっているので、SUPで渡り歩くのもいいかもなぁ。
途中で遭遇する運河の関門はボードを引っ張り上げて歩けばいいし。
運河が途切れてやむなく暫く歩くこともありそうだけど、なんとこのボード、くるくる丸めて背中に背負えるのよ。
別の日に、テムズ川上流でもSUP集団が川岸に寄せて、ボードをくるくる纏めて、パブでビールなんぞ楽しんでいる様子を見かけました。
ところで、前方にいらっしゃる中年の女性ですが、この後、落水されました。ハイ。
なかなかボードに上がれなくて、岸に上がるにも少し堤防が高く、ガイドさんが四苦八苦されており。
この時は他に私、カップル、の3名がいたのですがどーにもこーにも、下手に手を出しても助けにならず。
10分ほどして、ようやくボードにあがられました。
正味1時間半くらいなのだけど、往復してスタート地点に帰ってくるまで、あっちゅう間でした。
ビデオや写真もたーっくさん撮ってくれて、ドロップボックスに期限付きでアップしてくれるので、自分の勇姿も記念にダウンロードできます。
観光やレジャーに使われていて、忙しい運河の水路。カナルボートが進んできたら、速やかに脇に寄せて待機します。カナルボートの横にいるのがガイドのアヌさん。スウェーデン出身でもう一人の女性とSUPツアー会社「Paddleboarding London」の運営をしています。さりげに参加者とボートの間に自分を置いて、ガードしているのがカッコよいですね。
水に落ちちゃった女性も、明るく締めくくってくれるアヌさんのおかげで、カラッとした笑顔。
「Aquaholic」と書かれた、水に落ちた人だけに与えられる記念Tシャツもプレゼントされて、付属のシャワー付き更衣室でさっぱりとできて、気分良くお帰りになったのではないかな?
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