• mikiynot

BBCニュースジャパンのビデオが、割と分かりやすいかな?

XRのサマリーとして、よくできてるな、と思ったのがこのビデオ。

私もこの夏までは、噂に聞く極端な活動をする団体、こわ〜。と思って、心理的に遠巻きに見ていた。


「逮捕を辞さない(どころか推奨する)」「鎖で自分を器物にくくりつける」「ショッキングなパフォーマンスを行う」など、何か環境に良いことをしたいと思ってもこれに参加するのは無理だな‥と思うようなイメージがメディアで伝えられ、「過激」すぎて、きっとついていけないよネ‥と思っていた。


でもイントロダクション のセッションに参加して逆びっくり。コントロールの効いた運用は、冷静かつ効果的。

挙手して指されてから発言すること、「私たちは」ではなく「僕は、私は」という一人称を使うこと。など、シビライズ(文明的な)な雰囲気でミーティングを進めることに徹底し、一人一人の意見を尊重すると同時に連帯責任感を強いない空気。Decentralized、非集中型の構造を持ちたいと考えるとこうなるのでしょう。


機能や管理を一極集中させると合理的ではあるけれど、一極に負荷がかかりすぎた場合に露呈する脆弱さ、富・権力の抗しがたい集中による格差、などいろいろなことに歪みが起こってくる。


完全なる構造体を作ることはとてもむずかしい。分散・多極化することで、これまた歪みが起こってくる。

今回のリベリオンでも、XRの一部メンバーが地下鉄の車両の上に乗って運行を妨害した騒動がメディアに大きく取り上げられ、「やっぱりXRは危ない団体、社会にとって迷惑な団体」というイメージが浮かび上がった。


予定行動を事前に公にするのがXRだから、この地下鉄妨害事件も、突発的な行動結果ではなかった。


事前にSNSのXR統括的チャンネルで地下鉄乗っ取り計画を公表し、是非の統計をとったところ3分の2が反対に投じた。でも、計画は予定通り行われた。これはXR内でも物議を醸したが、非集中型の構造を意識している団体なので、しょうがなかった。


XRの理念は、説明すると長くなってしまうけど、このビデオで割と上手く、端的に説明されていると思う。

私が現在のXRを理解しているのはこのイメージに近い、とも、言えるでしょうか。


自然発生するアイデアから固まってくるデモ行動も基本を守っていれば実行は個々の自由というオーガニックな形態でもあるので、これからどうなるか分からない。ただ、イギリスという倫理的消費、環境関連への取り組みの先人的な位置にいる国で生まれた環境破壊抗議団体。理由に適っているところが多い。また、抗議するだけではなく提案もする。科学者やデータ解析専門家が出した数字に基づき、2015年までに二酸化炭素排出実質ゼロを実行しないと世界の平均気温上昇を1.5度未満に抑えられない、という。一般に浸透してきている2050年ではない。2015年だ。


英国に住み着いた私、「イギリスにどうして来たのですか」と、問われることが多い。実際に興味を持ってくれて尋ねてくれる人、会話の切り口として質問をする人、いろいろな人がいると思うんだけど、割と決まり文句な感じかな。


問いかけの性質上、ありきたりな答え、無難な答えでやり過ごすことが多い。今までの答えは、例えば「英語を勉強したくて、アメリカよりもヨーロッパが好きだったから」。会話の質に余裕があるようなら、もう少し個人的な事情を含めて、「読んで育った大好きな本がドリトル先生やメアリーポピンズ、足長おじさんなどだったから」とか。子供の時は、それらが英国児童文学なのか、アメリカなのかなんて分かっちゃいないんだけど‥たまたまかもしれないけど、今思えば好きな本は全部この国からだったなぁ、ということなのですね。


でも最近、よく拝読しているこちらのサイトで、「倫理的に進んでいるイギリス」について書いてあった。

実は後付けなのだけれど、この国にどうして来たのですか、と問われたら、その場によるけれど「倫理的に進んでいるから」と答えたい。イギリスに住まず、日本にいたらきっとここまで環境について触れ、考えさせられていなかったと思う。イギリスの10代、20代の若い人たちの間でヴィーガンが爆発的に流行っているのも、無意識ながら環境問題に常にさらされているからこそ。周りからジワジワ感じる「圧」に、「親の食生活を真似するのはやばい」と言ったような、自己防衛機能が働いているように思う。


さてさてそのビデオ、ちょっと画像が荒いんですけど、2分半で短く、見やすいです。



飛行機に乗らない、乳製品や、肉を食べない。

となっているが、私は「飛行機に出来るだけ乗らない、乳製品は食べるけど肉はできるだけ食べない」ことを考えている。極端に走りすぎると、自分に負荷がかかって歪みが起きそうだから。適応力のある10代、20代だったらラディカルに、一夜にしてヴィーガンというのもあり得たかもしれないけど‥。例えば、日本に帰るのに、シベリア鉄道を使ったらどうかなぁ‥急いでも2週間はかかるけど(それだったら1ヶ月くらいかけて、途中下車もしてみたい)。

ロンドンへ戻る時は、さすがに往復陸路はシンドイと思うので、復路は飛行機に乗りますヨ。

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