略してCEEビル。シービルと呼ばれているようです。私はずーっとシーイーイービルだと思ってたのだけど、シービルだとシビル（Civil : 市民の、とか公的な）にも語感を近づけているようで、いい感じです。
パンデミックの影響で、外出や集団行動が伴う抗議運動は控えられている。のですが、「天候と生態系危機緊急対策法案」を議会に通す活動が行われています。今は草案ですが、今年春ごろから国会議員の公的支持を集める活動が始まって、今の時点で82人の議員が支持を表明している。
今、地元XRグループではこの地域の議員の支持を集める活動をしていて、一度、彼女の支持を請う手紙をグループとして送ったら返事が来たのだけど、はっきりした答えは記されていなかった。答えをはぐらかす技術、といいますか‥。
「私はこれこれ、このような環境活動をしている。（ここで沢山の環境問題に取り組んでいる『実績』を並べる）連絡をくれてありがとう。これからも頑張っていくから、また何かあったら連絡して」という内容で。
他の議員に同じように手紙を書いた他地域のグループが、議員の返事をシェアしてくれたのだが、どうやらテンプレートがあるのですね。手紙のオープニングから、取り組み例の羅列、締めくくりまで大体流れが同じ。
こちらからも、テンプレートを使って手紙を書くことが一つの方法だとされています。市民も、議員も、忙しい。1から手紙を書くのは時間がかかる。どちらも初期段階でやっていることは同じで、テンプレートを使った最初のやりとりから、ダイアログ（対話）の発端をつけたところで、次の段階に移らなければならない。
今はこの段階なんですね。ここでゲームのボールを落としてはいけない、というか‥。
シービル連盟では積極的な活動の支援セミナーやワークショップなどをオンラインで行なっていて、メールにも答えてくれる。地元XRメンバーが次の行動についてアドバイスを、と尋ねたところ、同じような市民活動をしていて国会議員との対話を具体的に進めることに成功しているところが、12月4日にワークショップを行ってくれることになった。
対話術に長けている政治家からどのように答えを引き出すか。市民はアマチュアなわけですから、平等な対話を維持するための術を身につけて、双方の時間を有効に使う。これが大切なんですね。
英語ですが、こちらに要旨を載せます。このようなリストは初めて見たんですが、これらの術を上手く使いこなしている政治家は討論やスピーチでも伝達力に長けている。
って、誰なんでしょうね（笑）
TALKING TO YOUR MP
Creating dialogue
Assertive exchange of perspectives
Not submissively allowing MP to dominate
Not aggressively fighting every point; critical of all their action
Developing skills
Linked arguments (around 3 leading to a conclusion)
Backed up by a few key facts
The art of questioning; and follow up questions
The art of polite interruption
The art of emotional presence
Researching content
Your MPs perspective - interests; voting record; plans; desires
Which groups does (s)he ally him/herself with
Sources of background info (eg Hope For The Future)
What are your practical asks of him/her
How can you bring pressure to bear if (s)he says no
Managing outcomes
What specifically do you want to happen in the short term/longer term
How does the next contact with your MP fit into that?
What is your overall vision and what is your next step along the path?
（地元議員のオフィス前に座り、一日、シービルに関する新聞を読むというデモンストレーションを行なったヘレフォード州の市民）写真提供：CEE Bill Alliance